宇佐日記

宇佐神宮。
 
 

前世の体験なのか、八幡大菩薩の旗を掲げている船で敗残兵を介抱しつつ航海している夢を幾度と見て、一度は参拝したかった全国にある八幡宮の総本山

この2008年の八の年に行かない手はない、しかも8の月ではなく3月中にというのがポイント
なぜって?
今月中に「これ」を捨てなければならないから

はじまりはじまり〜
 

またしても雨の中、朝イチの便にて大分空港に到着
いつものバス+歩き攻撃に決めている今回のスピリチュアルジャーニー

だがしかし

いつもと何かが違う

行きの機内ではフェリーニの映画のような、不自然なキャビンアテンダントのドリンクの「おかわりは?」の一声
空港到着後、宇佐に向かうまでのバス内の倦怠感(車酔い状態)、バスの外では楽しい看板がたくさん目につくのだが。。。。
これはただ単に前日の寝不足からきているだけじゃなさそうだ

そして友人からご紹介いただいた「エステ発酵温浴 このはな酵素 温浴の森」に到着
「旅先着いたらまず温泉」とは富士宮の友人の言葉
まず入った
とはいえ湯船に浸かるのではなく、酵素に埋められるのだ
死を体験するといっても過言ではない(エステなのにー)そしてキリストの如く復活する
まぁ同じ自分であり続けることは細胞的にも不可能なので、いつもプチ生死を繰り返しているわけですが

とにかくすごいです

出た直後は温泉のような爽快感ではなく、何も出来なく、ただ水を飲むだけの魂ぬけがら状態

とにかくすごいのです

塩風呂などとはレベルが違います
憑依体質の方や、うつ病には効果てきめんと思われます
おすすめです→温浴の森(http://onyokunomori.com/

しばらくして復活後、いざ宇佐神宮へ〜
酵素風呂のご主人には、地元の方ならではの本当のところの参拝などを教えていただき、その後はひたすら一人で神宮内を探索、和気清麻呂碑のあたりでゴミひろいしたり、御霊水でMY石を洗ったりする(このあたりは誰もいないのが嬉しい、さすがに沖縄では「綺麗な石ですね〜」と朗らかに言われたりしたけど、普通は怪しい人に見られる、まあどうでもいいんだけど)上宮下宮など一連を参拝したら5円玉がなくなってしまったので、一番好きな社にはとりあえず50円にしてみた
 

ここで、なぜ5円玉?

好きでやってます、厄除け祈祷や神社修復の寄付の金銭感覚とは別です
5円玉は日本独特のドーナツ硬貨であり、漢数字のみでアラビア数字がない唯一の硬貨
表面的な金と中心の空(顕在と潜在)を併せ持ち、デザインの双葉は林業、農業を表す3本の稲穂と漁業を表す12の波線が、工業を表す歯車をやさしく調和する
戦後、大砲の薬きょうをつぶして作り、国中が焼け野原になってしまった日本に「平和に暮らせますように」という願いをこめ、デザインにも「産業が盛んになって豊かになりますように」という願いをこめた「5円玉」〜戦争の目的は平和だよね?
 

一番のお気に入りの場所に座っていると、左横の丘であやしげな一団がなにやら熱唱している
う〜んこわいっすー
雨も強くなってきたので退散
ご主人に教えていただいた「ねぎ焼き」(うまい!)を食べて、宿リストを見て、てくてくてくてく歩きつつ一番近い「かんぽの宿」へ
すでに靴もリュックも水浸し状態なので、ここに決めればいいのに何か気に入らず、第二のポイントへ(これは一人旅だから許される)

そして「リバーサイドホテル宇佐」ここだ!
「ホッテルはリバーサーイ」と歌ってたのは陽水だったか?真理だ。。。。

3月中に川の流れと共に、本当の意味であらゆる執着を流すのが、ベトナム・出雲の流れから来たリバーサイドヒーリング3部作完結編

チェックイン後、夕食はどうしよう?
感じのいいフロントのお姉さんが近くに美味しい回転寿司屋さんがあるという
ひとり回転寿司もありなのか?
いそいそと行ってみると宇佐ファミリーの長蛇の列
すなおにホテルに戻って直営レストランへ行く
メニューにないおでんを戴きつつ、普段飲まない白ワイン(わりと珍しいものらしい、ヒミコブランドとは別)で、この日を終わる
 

翌朝

晴れた

このホテルは比較的窓が全開にできるので、かなり壮快だー
チェックアウトして再度宇佐神宮まで歩く
朝食を抜くとダメな体質のため、フラフラになりつつ神宮のお土産屋で「空いてて良かったー」と叫ぶ、「セブンイレブン、いい気分」は省略
そこでオーダーした「国東(くにさき)わかめそば」は安いのに超絶品
かつおいりこだし透明スープ、京都や讃岐とはまた違う感じの透明感
ああ美味いものにビンゴするのは良いしるし(吉兆)だ
そういう店はもちろん人もいい

そして例のお気に入りの社へ再度旅立ちのごあいさつ
5円を奉納、昨日の分とあわせて55円
ちなみに、「55」とは機能してないものはすべて手放して、より新しいものと交換するの意味の数字らしい
昨日とは違う晴れやかな(晴れてるからね)クリアな感覚がつながりました、がつうんとー
 

きてよかった

人はその人がいいと感じた場所に行く

卑弥呼がどこにいたのか?とか、頭の中の出来事はどうでもよくなる

そして帰途へ。。。。

宇佐神宮から大分空港へのリムジンバスの整理券番号は「8」

大分空港へ到着

フライトまで3時間ちかくあるので、とりあえず周囲探索しかない
空港から数分のところに里の駅「武蔵」があった
量、質ともエクセレントな健康的な日替わり定食が500円、地元の方向けと思われる野菜などが低価格で売られている、これって営業的に空港から怒られないんですか?と聞こうと思ったけどやめた

まだまだ時間があるので、例によってふらふら歩き

すると

あーあった!フェリーニなみの不自然な巨石

山梨の大石神社を思い出し、その上にのり、石の上にも3年状態で、海岸線と四国と思われる島群とたまに離着陸する航空機を眺め、鳥などの周囲の声と楽しむ何とも贅沢なくつろぎのひととき。。。。「自分が引き寄せる」とか「そこに呼ばれてる」とかを超えた何か分からないけど自然な相互作用を感じる瞬間

ありがとう大分

なごり惜しくそこを離れると、近くの建物に「行者センター」の文字が。。。。
あ、あやしすぎるぞ〜!?
空港に戻り、書店で発見した国東半島本によると、空港に近いところに行者原祠があり、役行者がここにも来ていたことが判明した
う〜む、ここでまた大島やイースター島がつながるとは予想外の展開だ(大島の行者窟開きの時にイースター島の石を思わず献上して、そのラインがつながった経緯があるので)
 

離陸前の航空機の外から空港の「OITA」の文字が見える、逆から読むと「AT IO」そして斜め左下には8番ゲートのグリーンの8の字がさよならと言った
 

      さよなら、ありがとう、こちらこそ。
 

行きのフライトと違うのは、キャビンアテンダントのお姉さんが綺麗なこと
なにげに上がり気味の嬉しい自分を外から見てみたりする

羽田空港に到着

いつもの旅の帰りより充実感がある、思考でなく体が
今回の旅が自分が自分であることの感謝ををあらためて体で感じた旅であったから?
そして品川から原宿へ山手線で、がたんごとん、東京は色彩が薄いんだなーと思った
それでも、いま、迷わず、意識の殻をやぶるしかない

もし求めるところがあるとすれば、「安定」ではなく「安心」であり、「分かれている<なにか>を合わせること」共同作業。。。。

いまのチベットはそこを拡大して分かりやすく皆に伝えているような気もします

人生を大きく分けた今回の旅をお伝えすることによって、皆様にもうれしい気づきがあるとうれしいです

すべてはひつぜん
もとからないものはきづけない。
 

                          完!
 

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